お祝い花を“長く飾れる人”がやっている管理方法

開店祝い、開業祝い、ご移転祝い、お誕生日祝い、就任祝いなどでいただくお祝い花。

たくさんのお花が届くと空間が華やかになり、とても嬉しい気持ちになりますよね。

しかしその一方で、

「思ったより早くお花が傷んでしまった」

「管理方法がわからない」

「せっかくいただいたのに長持ちさせられなかった」

というお声も少なくありません。

実は、お祝い花を長く楽しめる人には共通する管理方法があります。

特別な道具や難しい知識は必要ありません。

少しの工夫と日々のひと手間で、お花の美しさは大きく変わります。

今回は、花屋の視点から「お祝い花を長く飾れる人が実践している管理方法」をご紹介します。

まず最も大切なのが、「置き場所」です。

お祝い花をいただくと、目立つ場所に飾りたくなるものです。

もちろん人目に触れる場所へ飾ることは大切ですが、直射日光が当たる場所は避けることをおすすめします。

窓際やガラス越しの日差しは想像以上に温度が上がります。

特に夏場は花びらが傷んだり、水が傷みやすくなったりする原因になります。

また、エアコンや暖房の風が直接当たる場所も注意が必要です。

人間には快適な風でも、お花にとっては乾燥の原因になることがあります。

長持ちさせたい場合は、風通しが良く、直射日光の当たらない明るい場所が理想的です。

次に重要なのが、「水の管理」です。

切花が入ったアレンジメントの場合、吸水スポンジにお花が挿さっています。

意外と知られていませんが、このスポンジが乾いてしまうとお花は一気に弱ってしまいます。

長持ちさせる人は、毎日スポンジの状態を確認しています。

スポンジの表面が乾いて見えたら、水をゆっくり足してあげましょう。

一度に大量に入れるのではなく、少しずつ吸わせるようにするのがポイントです。

花束の場合は花瓶に活け替えた後の管理が重要です。

毎日の水替え。

花瓶の洗浄。

茎の切り戻し。

この3つを行うだけでも持ちは大きく変わります。

特に気温が高くなる季節は、水が傷みやすくなるため注意が必要です。

また、お祝い花を長く楽しむ人は「傷んだ花をそのままにしない」という共通点があります。

どうしても花には寿命があります。

同じアレンジメントの中でも、先に見頃を終えるお花もあれば、長く咲き続けるお花もあります。

傷んだ花をそのままにしておくと、見た目だけでなく周囲のお花にも影響を与えてしまいます。

花びらが茶色くなったもの。

元気がなくなったもの。

散り始めたもの。

そういったお花は早めに取り除くことで、全体を綺麗な状態で維持できます。

そして意外と効果的なのが、「飾り方を変えること」です。

例えば、大きなアレンジメントをいただいた場合。

最初はそのまま楽しみ、数日後に元気なお花だけを小さな花瓶へ移し替える方もいらっしゃいます。

受付に飾っていたお花を応接室へ。

応接室のお花を自宅へ。

このように場所を変えながら楽しむことで、お花の魅力を最後まで味わうことができます。

特に企業様では、お祝い花を複数の場所へ分けて飾り直すことで長期間楽しんでいるケースもあります。

また、胡蝶蘭の場合は管理方法が少し異なります。

胡蝶蘭は直射日光を避け、室内の明るい場所へ置くことが基本です。

水やりも頻繁に行う必要はなく、与えすぎる方が傷みの原因になることがあります。

適切な環境で管理すると、一か月以上美しい花を楽しめることも珍しくありません。

最後に、長く飾れる人が最も大切にしていることがあります。

それは、「毎日少しだけお花を見ること」です。

水は足りているか。

傷んだ花はないか。

葉っぱは元気か。

ほんの数分で構いません。

毎日お花を気にかけるだけで、変化に早く気付くことができます。

お花は生き物です。

だからこそ、少し手をかけるだけで美しさに大きな差が生まれます。

せっかくいただいたお祝い花。

贈ってくださった方の気持ちも込められています。

ぜひ日々のちょっとした管理を心掛けながら、お花との時間を長く楽しんでみてください。

きっと、お祝いの気持ちもより長く感じられるはずです。

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