実ものを使った秋のアレンジメント。花だけでは出せない季節感とは?
秋になると、お花屋さんの店頭にも少しずつ深みのある色合いの花材が増えてきます。
オレンジや赤、紫、ブラウンなど、秋らしい色のお花を使ったアレンジメントも素敵ですが、さらに季節感を演出してくれるのが「実もの」です。
小さな実が連なった枝や、赤やオレンジに色づいた実ものをお花の間に加えるだけで、いつものフラワーアレンジメントがぐっと秋らしい表情になります。
今回は、花だけではなかなか表現できない「実ものを使った秋のアレンジメント」の魅力をご紹介します。
■そもそも「実もの」とは?
フラワーアレンジメントでいう実ものとは、実がついた枝や植物などを指します。
秋には、ヒペリカム、野ばらの実、シンフォリカルポスなど、その時期ならではのさまざまな実ものが流通します。
種類によって赤、オレンジ、グリーン、白など色もさまざま。丸く可愛らしいものもあれば、枝ぶりを生かしてダイナミックに使えるものもあります。
お花とは形や質感が異なるため、少し取り入れるだけでもアレンジメント全体の印象が変わります。
その日に入荷している実ものとの出会いを楽しめるのも、生花ならではの魅力です。
■花だけでは出しにくい「秋の景色」
バラやガーベラなどのお花だけでも、もちろん華やかなアレンジメントを作ることはできます。
しかし、そこに実ものや枝ものが加わると、単に「秋色のお花」というだけではなく、自然の中にある秋の景色を感じさせるような仕上がりになります。
たとえば、オレンジ色の花に赤い実を合わせたり、深みのある紫のお花にグリーンや茶系の花材を組み合わせたり。
紅葉していく木々や、秋に実る植物を思わせるような色や質感が加わることで、季節そのものを切り取ったようなアレンジメントになります。
春や夏とは違う、少し落ち着いた雰囲気を楽しめるのが秋のフラワーギフトの魅力です。
■実ものを入れると立体感が生まれる
実ものの良さは、季節感だけではありません。
丸い実や伸びやかな枝が加わることで、アレンジメントに高低差や奥行きが生まれます。
お花だけをきれいにまとめたアレンジメントは華やかで整った印象になりますが、そこに枝や実を加えることで、少し動きのある自然なデザインにすることができます。
大きめのお祝い用アレンジメントなら、枝ものを高く使って存在感を出したり、小ぶりなアレンジメントなら、小さな実をお花の間からのぞかせて可愛らしく仕上げたりすることもできます。
同じ実ものでも、使い方によって雰囲気を大きく変えられるのです。
■お祝いのお花にもおすすめ
「実もの」というと、ナチュラルな飾り用のお花をイメージされるかもしれませんが、お祝いのアレンジメントにもおすすめです。
お誕生日や結婚記念日、ご自宅への贈り物はもちろん、開店祝い、周年祝い、移転祝いなど、法人のお祝いにも取り入れることができます。
たとえば、赤やオレンジのお花に実ものを合わせれば、明るく華やかな秋のお祝い花に。
紫やワインレッドなどの深い色に実ものを合わせれば、大人っぽく上品な印象になります。
「いかにも秋らしい雰囲気にしたい」「普通のお祝い花とは少し違うものを贈りたい」という場合にも、実ものを使ったアレンジメントはおすすめです。
■秋らしいアレンジは「おまかせ」も楽しい
季節のお花や実ものは、いつでも同じ種類が揃っているわけではありません。
天候や市場への入荷状況、その日の仕入れによって使える花材は変わります。
そのため、「この実を必ず入れてほしい」というご希望がある場合には、できるだけ早めに花屋へ相談しておくことをおすすめします。
一方で、細かな花材を指定せず「秋らしい色合いで」「実ものを入れて季節感を出して」「ナチュラルな秋の雰囲気で」とおまかせいただくのもおすすめです。
その時に状態の良い花や実ものを組み合わせることで、その日だからこそ作れるアレンジメントに仕上がります。
■季節を一緒に贈るフラワーギフト
お花を贈る魅力のひとつは、その時々の季節を一緒に届けられることです。
一年中手に入りやすいお花もありますが、旬の花材や実ものを取り入れると、「今年も秋が来たな」と季節を感じてもらえる贈り物になります。
特に実ものは、お花とは違った形や質感を持っているため、アレンジメントに加えるだけで秋らしい雰囲気をより印象的に演出してくれます。
フラワーショップ グリーンベルでは、ご予算や用途、贈る方のイメージなどを伺いながら、季節のお花を使ったアレンジメントをお作りしています。
お誕生日や記念日、開店・周年祝いなど、この秋にお花を贈る機会がありましたら、ぜひ「実ものを使って秋らしく」とご相談ください。
花の美しさだけではなく、実や枝、色、質感まで楽しめる秋ならではのアレンジメント。
大切な方へお祝いの気持ちとともに、小さな「秋の景色」を贈ってみてはいかがでしょうか。
