株主総会後に届いた御祝の胡蝶蘭。長く楽しむためのお手入れ方法を花屋が解説
毎年6月から7月にかけては、多くの企業で株主総会が開催される時期です。
役員就任や昇進、社長就任、組織改編などが発表されることも多く、お取引先様や関係企業様から御祝いとして胡蝶蘭が贈られる機会も増えます。
企業の受付や役員室、応接室に並ぶ立派な胡蝶蘭は、祝福の気持ちを表すだけでなく、その企業への信頼や今後のお付き合いへの期待も込められています。
しかし、お祝いとしていただいた胡蝶蘭を前に、
「どのくらい水をあげればいいの?」
「どこに置けばいい?」
「長持ちさせる方法は?」
と悩まれるご担当者様も少なくありません。
実は胡蝶蘭は比較的管理しやすい植物ですが、いくつかのポイントを押さえることで、数ヶ月にわたって美しい花を楽しむことができます。
今回は株主総会シーズンに贈られることの多い胡蝶蘭のお手入れ方法についてご紹介いたします。
なぜ御祝いに胡蝶蘭が選ばれるのか
胡蝶蘭は法人ギフトの定番として知られています。
その理由は、
・見た目に高級感がある
・花持ちが良い
・香りが強くない
・縁起が良い
・管理が比較的簡単
という特徴があるからです。
また、蝶が舞うような花姿から「幸福が飛んでくる」という意味も持つため、昇進祝いや就任祝い、移転祝いなどに広く利用されています。
企業間の贈答品として長年支持されている理由がここにあります。
まずは設置場所が重要
胡蝶蘭を長持ちさせるために最も大切なのが置き場所です。
理想的なのは、
・明るい室内
・直射日光が当たらない場所
・エアコンの風が直接当たらない場所
・温度変化が少ない場所
です。
企業の受付や応接室は比較的適した環境であることが多いですが、窓際の強い日差しには注意が必要です。
特に夏場の直射日光は葉焼けや花傷みの原因になります。
「明るい日陰」を意識していただくと失敗が少なくなります。
水やりは意外と少なめで大丈夫
胡蝶蘭のお手入れで最も多い失敗が、水のあげすぎです。
観葉植物のように毎日水を与える必要はありません。
一般的なオフィス環境であれば、
夏場:7日〜10日に1回程度
春・秋:10日〜14日に1回程度
冬場:2週間〜3週間に1回程度
が目安になります。
鉢の中の植え込み材(ミズゴケやバーク)がしっかり乾いてから水を与えるのがポイントです。
「乾いたらたっぷり」
これが胡蝶蘭管理の基本です。
毎日少しずつ与えるよりも、間隔を空けてしっかり与える方が健康に育ちます。
ラッピングは外した方が良い?
御祝いで届いた胡蝶蘭は豪華なラッピングが施されています。
受付などで飾る場合はそのままでも問題ありませんが、長期間管理する場合は注意が必要です。
ラッピングのままだと鉢の中に水が溜まりやすくなります。
その状態が続くと根腐れの原因になることがあります。
長く飾る予定であれば、花屋へ相談しながらラッピングを緩めたり外したりするのがおすすめです。
花が終わったら捨てないで
胡蝶蘭の花が終わると処分してしまう企業様もあります。
しかし実は胡蝶蘭は適切に管理すると再び花を咲かせることができます。
花が終わった後に花茎を剪定し、適切な環境で育てることで翌年以降も開花する可能性があります。
最近では役員室や受付で長期間育てている企業様も増えています。
お祝いとしていただいた胡蝶蘭を長く育てることは、贈ってくださった企業様への感謝を表すことにもつながります。
管理に困ったら花屋へ相談を
企業様の場合、
「誰が管理するのか決まっていない」
「総務担当が植物に詳しくない」
というケースも少なくありません。
そんな時は購入店や近隣の花屋へ相談してみてください。
写真を見せていただければ、
・水不足なのか
・水の与えすぎなのか
・置き場所の問題なのか
などアドバイスできることもあります。
まとめ
株主総会後の役員就任や昇進祝いとして贈られる胡蝶蘭は、多くの方からの祝福の気持ちが込められた特別なお花です。
長く楽しむためには、
・直射日光を避ける
・エアコンの風を避ける
・水は与えすぎない
・乾いてからたっぷり与える
・根腐れに注意する
という基本を守ることが大切です。
適切に管理すれば数ヶ月にわたり美しい花を楽しむことができます。
せっかく届いた御祝いの胡蝶蘭だからこそ、ぜひ長く美しい状態で飾っていただければと思います。
