【2024年版お盆の由来】

お盆は、日本の夏に欠かせない重要な行事の一つです。この時期には、多くの人々が故郷に帰り、ご先祖様を供養します。しかし、お盆の由来やその意味については、あまり詳しく知られていないことも多いでしょう。この記事では、お盆の歴史や各地域での風習、そしてお盆の過ごし方について詳しく解説します。

◆お盆の由来◆

仏教とお盆

お盆の由来は、仏教用語の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」にあります。盂蘭盆会とは、仏教の一大供養行事で、亡くなった方の霊を慰めるために行われるものです。盂蘭盆とは、サンスクリット語で「逆さ吊りの苦しみ」を意味し、亡者が逆さ吊りの苦しみにあっていることから、その苦しみを救うために行われる法要が盂蘭盆会です。

この盂蘭盆会が、日本に伝わり、お盆として定着しました。初めてお盆の法要が行われたのは飛鳥時代で、推古天皇の時代にさかのぼります。その後、聖武天皇の時代には宮中での行事として定着し、やがて武家や貴族にも広まりました。江戸時代になると、庶民にも普及し、現在のお盆の形が確立されました。

お盆の名称の由来

「お盆」という名称は、盂蘭盆会の「盆」から来ています。本来、「盆」とは供物を置く器を指し、供物を供えるための祭壇を意味します。この「盆」が「お盆」として一般的に使われるようになったのです。

◆お盆の時期◆

お盆の時期は地域によって異なりますが、大きく分けて「新暦のお盆」「月遅れ盆」「旧暦のお盆」の三つがあります。

新暦のお盆

新暦のお盆は、カレンダーの7月15日を中日として、7月13日から16日までの期間を指します。これは、明治時代に日本が新しい暦を採用したことに由来します。

月遅れ盆

月遅れ盆は、新暦のお盆から一か月遅れの8月15日を中日として、8月13日から16日までの期間を指します。現在、日本で最も一般的なお盆の時期であり、多くの人々がこの時期に帰省します。

旧暦のお盆

旧暦のお盆は、旧暦の7月15日を中日とするお盆で、その年によって日にちが異なります。旧暦のお盆を祝う地域もありますが、少数派です。

◆お盆の風習◆

お盆には、迎え盆、送り盆といった一連の風習があります。ここでは、その主な風習について詳しく見ていきましょう。

迎え盆

迎え盆は、お盆の初日に行われる行事で、ご先祖様の霊を迎えるための準備をします。迎え盆は地域や宗派によって異なりますが、一般的には以下のような流れで行われます。

お盆飾りの準備

お仏壇の掃除や、精霊棚(盆棚)の設置、盆提灯の準備を行います。精霊棚には、お花や果物、野菜、団子などを供えます。特に有名なのが、キュウリやナスで作る精霊馬・精霊牛です。これらは、ご先祖様が乗る馬や牛を象徴しています。

お墓参り

迎え盆の前に、お墓参りをしてご先祖様の霊をお迎えする準備をします。お墓を掃除し、お花やお線香を供えます。

迎え火

迎え火は、ご先祖様の霊が迷わず家に戻ってこれるように、家の前で火を灯す行事です。一般的には、13日の夕方に行われます。

送り盆

送り盆は、お盆の最後の日に行われる行事で、ご先祖様の霊をあの世に送り返すための儀式です。送り盆も地域や宗派によって異なりますが、一般的には以下のような流れで行われます。

送り火

送り火は、ご先祖様の霊を送り返すために灯す火です。迎え火と同様に、家の前で火を灯します。地域によっては、精霊流しといって、川や海に灯篭やお供え物を流す行事も行われます。

お盆の供養

お盆の期間中には、法要などの供養が行われます。地域や家庭によって、供養の方法や内容は異なりますが、ご先祖様の霊に感謝の気持ちを伝えることが目的です。

◆お盆の各地域の風習◆

お盆の風習は、地域によって様々です。ここでは、いくつかの地域での特徴的な風習を紹介します。

京都の五山送り火

京都では、8月16日に「五山送り火」が行われます。五つの山で大きな火を灯し、ご先祖様の霊を送り返す行事です。この送り火は、日本三大祭りの一つとして有名です。

長崎の精霊流し

長崎では、8月15日に「精霊流し」が行われます。灯篭やお供え物を船に乗せて川や海に流し、ご先祖様の霊を送り返します。この行事は、壮大で美しいことで知られています。

東京の盆踊り

東京では、お盆の期間中に「盆踊り」が行われます。これは、地域の人々が集まり、踊りを通じてご先祖様の霊を供養する行事です。盆踊りは、夏の風物詩として全国各地で行われていますが、東京の盆踊りは特に賑やかで華やかです。

◆お盆の過ごし方◆

お盆の期間中は、多くの人々が故郷に帰り、家族や親戚と過ごします。お盆の過ごし方は家庭によって様々ですが、以下のような過ごし方が一般的です。

家族と過ごす

お盆は、家族が一堂に会する機会でもあります。久しぶりに会う親戚と食事を共にし、思い出話に花を咲かせることが多いでしょう。

供養の準備

お盆の期間中は、供養の準備に忙しくなることもあります。お仏壇の掃除やお供え物の準備、お墓参りなどを行います。

お盆のイベント参加

地域によっては、お盆に関連するイベントが行われることもあります。盆踊りや灯篭流しなどの行事に参加し、地域の伝統を楽しむことも一つの過ごし方です。

◆まとめ◆

お盆は、日本の伝統的な行事であり、ご先祖様の霊を供養するための大切な時間です。お盆の由来や風習について知ることで、その意味を深く理解し、感謝の気持ちを持って過ごすことができます。お盆の時期には、家族や親戚と共に過ごし、ご先祖様の霊に感謝を伝えましょう。

グリーンベルとして、皆様のご先祖様の供養が心温まるものでありますように。

 

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