花屋目線で見る、“ネット注文で嬉しいオーダー内容”とは?

最近では、お花のご注文もインターネットから気軽にできるようになりました。

お誕生日のお祝い、開店祝い、ご移転祝い、お供え花など、スマートフォンやパソコンから簡単に注文できるため、多くのお客様にご利用いただいています。

ネット注文は忙しい方にとってとても便利なサービスですが、実は花屋側から見て「とても作りやすいご注文」と「少し悩んでしまうご注文」があります。

もちろん、どのようなご注文でも心を込めてお作りしています。

ですが、お客様から少しだけ情報をいただけると、より素敵なお花をご提案できることが多いのです。

今回は、花屋目線で「ネット注文で嬉しいオーダー内容」についてお話ししたいと思います。

まず一番嬉しいのは、「贈る相手の情報」が書かれているご注文です。

例えば、

「30代女性へのお誕生日」

「美容室の開店祝い」

「退職される男性への贈り物」

「愛犬のお供え花」

このような情報があるだけで、お花の雰囲気をイメージしやすくなります。

同じピンク色のアレンジメントでも、20代女性向けと70代女性向けではデザインの方向性が変わることがあります。

また、美容室と居酒屋ではお店の雰囲気も異なります。

花屋は、お花だけを見ているのではなく、「どんな人へ贈られるのか」を想像しながら制作しています。

そのため、相手に関する情報はとてもありがたいのです。

次に嬉しいのが、「好きな色」や「イメージ」が書かれているご注文です。

例えば、

「青色が好きです」

「優しい雰囲気で」

「ナチュラルな感じで」

「可愛らしく」

「上品なイメージで」

こうした一言があるだけで、お花選びの幅が広がります。

花屋は色や花材の組み合わせで印象を作ります。

そのため、お客様がイメージしている雰囲気を共有していただけると、とても参考になります。

逆に、

「なんでもいいです」

だけの場合は、花屋の感性でお作りできますが、お客様が思い描いていたイメージと違ってしまう可能性もあります。

もちろんお任せも大歓迎ですが、ひとこと添えていただけるとよりご希望に近づけることができます。

また、「用途」が具体的に書かれているご注文も助かります。

お祝いのお花といっても、

・お誕生日
・開店祝い
・周年祝い
・発表会
・送別会
・お見舞い
・お供え

では選ぶお花が変わります。

用途によって色合いやサイズ感、華やかさも異なります。

特に法人向けのお祝い花の場合は、

「移転祝い」

「就任祝い」

「開業祝い」

など詳細を記載していただけると、より適切なお花をご提案できます。

そして、花屋が密かに嬉しいのが「少し余裕を持ったご注文」です。

お花は生き物です。

仕入れのタイミングや市場の状況によって入荷する花材が変わります。

そのため、

「明日の午前中に必要」

よりも、

「3日後のお届け」

の方が、ご希望に近い花材を揃えやすくなります。

もちろん急なご注文にも対応していますが、少し余裕があると花屋としても選択肢が増えます。

また、

「この花を絶対に入れてください」

よりも、

「この花が入れば嬉しいです」

という柔軟なご希望もありがたいです。

季節や市場状況によっては入荷できない場合もあります。

そんな時に代替案をご提案しやすくなるからです。

そして何より嬉しいのは、「相手を想う気持ち」が伝わるご注文です。

「いつもお世話になっている方へ」

「頑張っている友人へ」

「感謝の気持ちを伝えたい」

「お花が大好きだった母へ」

そんな一言を備考欄で拝見すると、私たちも自然と気持ちが入ります。

花屋はお花を作っていますが、本当に届けているのは“気持ち”です。

だからこそ、お客様の想いが見えるご注文はとても嬉しく感じます。

ネット注文は顔が見えないからこそ、少しだけ情報を添えていただくことで、お花はさらに素敵になります。

贈る相手のこと。

好きな色や雰囲気。

ご用途や想い。

ぜひ次回ご注文いただく際には、備考欄に少しだけ書き添えてみてください。

そのひとことが、世界にひとつだけのフラワーギフトを作る大切なヒントになるのです。

コメントを残す