【胡蝶蘭を切り花で美しくアレンジする方法】

気高く美しい、胡蝶蘭。お祝いのプレゼントとして贈られる花ですが、場合によっては置き場所に困ってしまうことも。そのような時は、切り花にしてアレンジを楽しむのもひとつの手です。 

本記事では胡蝶蘭を切り花にする手順、飾り方の例を紹介します。また、胡蝶蘭の切り花を長持ちさせる方法も解説。美しい胡蝶蘭を切り花にして、できるだけ長く楽しみましょう!

胡蝶蘭を切り花にする方法

「胡蝶蘭の鉢植えを置く場所がない……」「来年もまた胡蝶蘭を咲かせたい」など、胡蝶蘭を切り花にする理由はさまざま。いずれも開花中に正しい手順で切ることがポイントです。

◆胡蝶蘭を切り花にする手順

  1. 園芸用ハサミをライターやコンロの火であぶって消毒する
  2. 節を残さないように根元から35cm程度の位置を斜めに切る
  3. 飾った時に水に浸かってしまう葉はすべて取り除く
  4. ボウルなどに入れたきれいな水の中で茎を斜めに切る
  5. そのまま2秒ほど茎を水中に留める
  6. 清潔な花器や花瓶に5cmほど水を入れて切り花を飾る

切断する際は茎の組織を傷つけないよう、一思いにスパッと切りましょう。茎が傷んでいる場合は、傷んでいる箇所の3cmほど上で切断するのがおすすめです。

来年また花を咲かせるのではなく、すぐに次の花(二番花)を咲かせたい場合は、23節残した状態で茎を切ってください。切断した下の節から新たに花が咲きます。

次の年に再度胡蝶蘭を咲かせたい場合は、こちらの記事の「植え替え手順」もぜひ参考にしてください。

「胡蝶蘭の寿命はどのくらいか?」

胡蝶蘭の切り花のアレンジ方法

切り花の胡蝶蘭は、鉢植えよりも飾り方の幅が広がります。今回は切り花にした胡蝶蘭のアレンジ方法の一例を紹介します。

一輪挿しで可憐に

もっともシンプルで、それでいて胡蝶蘭の高貴さを保つことのできる飾り方が「一輪挿し」です。たくさんの花がついた胡蝶蘭の一輪挿しは、見る人に可憐な印象も与えます。

他の花材と組み合わせてフラワーアレンジメント風に

胡蝶蘭の切り花を一度にたくさん飾りたいなら、他の花材や葉材と組み合わせて豪華に仕上げましょう。大きめの花瓶に、胡蝶蘭を中心にまとめた形で飾るとまとまりやすくなります。

花器を選んで和のテイストに

胡蝶蘭の切り花を陶器や漆器などの花器に飾ると、一気に和風に。畳の部屋にも似合います。ただし、栄養剤や抗菌剤を水に溶かして使う場合は花器を傷めるおそれがあります。栄養剤の成分や花器の材質をあらかじめ確認しておきましょう。

胡蝶蘭の切り花を長持ちさせるには?

胡蝶蘭の切り花を長持ちさせるポイントは、「水」「温度・湿度」です。

切り花を活ける花瓶や花器の水は雑菌が繁殖しやすいため、できるだけ毎日水を換えましょう。毎日の水換えの際に、水の中で茎を少し切ってあげるとさらに長持ちします。

また、胡蝶蘭は熱帯地域原産の植物です。寒さや乾燥した場所、エアコンの風が直接あたる場所は避けましょう。

胡蝶蘭の花びらは摩擦に弱いため、他の花材や葉材、カーテンなどに触れないよう気を付けましょう。傷みやすい下の方の花や、傷みはじめた花は早めに摘み取ってください。摘み取った花も深めの皿などに水を張り、浮かべてあげると南国風のアレンジも楽しめますよ。

胡蝶蘭の切り花は自由自在にアレンジ可能!

鉢植えのイメージが強い胡蝶蘭。切り花にしてアレンジすると、自分の好きなテイストで楽しめます。切り花を長持ちさせるコツは、毎日の水換えと置く場所です。

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